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摩訶摩訶カケフ君のジャンプ天国スピード地獄






掲示板にてMAROさんがこのゲームを、”くずゲーム”と呼んでいましたが、
私的には、かなり的を得た呼び名だなと思います。
野球選手に似てるだけの、
現在なら”いいとも”の一コーナーで関根勤に 少しいじられて終わる子供を、
ブームだからといってゲームすりゃ売れるだろうというクズな思考。
案の定のクズな売上。そしてワゴンセールというクズな末路。
まさに名を体で表しています。(MAROさんが言ってるのとニュアンスが違うかも知れませんが)


目的は、ぽこにょっきり王国の王様の病気を治すための薬草を集めること。
なんですが、その王様の顔が、魔法使いサリーに出てたヨッちゃんの弟の3人、
とん吉・ちん平・かん太をタイム風呂敷でむりやり老けさせたような
ムカつく面構えなので、全然やる気が出ないこと請け合い。
王様の傍らにいる配下も、藤子不二雄に尻でジャイアンを書かせたかのようなガキ大将顔で、不快感アップ。


病で床に伏せっている王とその腹心。
いろんな意味で、この王様長くありません。


しかし、更に問題なのが我等がカケフ君。



前述の、2人に比べてグラフィックに製作者の愛が感じられない のは、大した問題ではありません。
重要なのは、カケフ君の唯一のアイデンティティである阪神の掛布選手に似ているという部分が、
まったく生かされていないということです。
はっきり言って、彼から掛布に似ているという要素をのぞいてしまったら、ただの阪神帽子の被ったガキです。

っていうかこのゲーム、もともと普通のアクションゲームとして作られていたものに、
あとから”カケフ君”という名前をのっけただけじゃないのか?

という無粋な考えがよぎってしまうんですが。
カケフ君のトレードマークの阪神帽子も、いかにも上から急に言われんでって感じで適当ですし。

どうせなら、当時人気だったアイドルの名前とか使ってれば、ヒットしたかもしれないのに。
それにカケフ君のファン層って、当時のファミコンユーザーとあまり重ならない気がしなくもないんですが。
っていうか、パッケージにおっさん面したガキを前面に推し出して、
誰が購買意欲をかきたてらえるんでしょう。
その場のノリで立ち上がったような企画としか思えません。
さすがゴルゴ13等バカゲーを連発する名メーカー"ビック東海"の事だけはあります、
後先を考えていません。


ゲーム自体は、マリオ風横スクロールアクションです。 っていうかまんまです。
敵の倒し方も、基本的にはジャンプで踏みつけ。
違うところといえば、
尻の穴にタバスコかロケット花火でも詰めてんじゃないかと思うぐらい、
トチ狂った加速性能です。
少なく見積もっても、マリオの三倍はあります。
カケフ君が、阪神ではなく広島カープの帽子だったら最高だったのに残念です。(理由:赤いから)

ここで普通は、ソニックのように爽快なスピード感を期待してしまいますが、
敵の配置がかなり嫌らしく、下手に走ると豪快に敵に激突して死にます。
敵に当たるだけで死ぬなんて、ヤワだなぁと思っている人もいるかもしれませんが、
速度的にはサイボーグ009クラスなので、物にぶつかりゃ普通死にます。
っていうかミンチになります。

まぁ、歩いてぶつかっても死にますけど、このゲーム。
タイトルどおり、スピードを出すと本当に地獄。
ですが歩こうとしても、油断するとすぐ加速してしまうから更に地獄。
いわゆる生き地獄。
何故、カケフ君はこんな生きるのに不自由な能力を授かったのでしょうか。

とはいえ、この超人的な脚力も悪いことばかりでもありません。
落ちるとワンミスになる池があるんですが、
加速した状態だとわずかですが水面を歩けます。
世界広しといえど、こんなことできるのはカケフ君か 烈海王しかいないでしょう。
こんなガキが、烈の真似をしやがって!!と怒るバキファンもいるかもしれませんが、
残念ながら年代的には、このゲームのほうが発表が早い(88年)のです。
むしろ幼少時代の烈がこのゲームをやったことによって、彼は水面走りの極意を会得したのかもしれません。


足腰だけが異様に発達していて、なんだか卑猥な感じのするカケフ君ですが、
前述したとおり敵に触れるとショックのためか一発死。
そこで、登場するのがマリオに当たるキノコやフラワーの役割を果たす・・・なんだか変な生物。



説明書が無いので正体がわかりませんが、
なんだかマックのハッピーセットに付いてきそうな生き物です。

この生物、触れるとピッタリついて来てくれます。
その献身的な奉仕ぶりは感動物で、敵に投げつけると見事にやっつけてれますし、
敵にぶつかっても、身を呈して守ってくれているのか、その命と引き換えに一度だけ平気になります。
しかし、そうなってしまうと、カケフ君は用済みとばかりに遺体をポイ捨てしてしまう為、
ただのすばしっこいガキに逆戻りするので、注意が必要です。
この生物。正体が気になるところですが、扱いから見ても友好的な関係では絶対になさそうです。
カケフ君に弱みでも握られてんでしょうか。



ゲームを始めて10分足らずで、ここまで突っ込みどころが多い事から、
この作品の凄まじい潜在能力を感じることができるでしょう。
まだ完全クリアしていないので、ここまでのレビューは未完成ということで後日続きを。
まぁ、評判が悪けりゃ、当然続きはやりませんが。
最後に、このゲームの名台詞を一つ。



ゲームオーバー時の、王様と配下の会話。
死に方がしょっぱいのは、ゲーム自体がしょっぱいせいです。



戦略的撤退